水曜日は国立音楽院宮城キャンパスの木管アンサンブルの授業の発表会をしました。
学校のエントランスホールでのコンサート、地元の方にも集まっていただき温かかい雰囲気でした。
学生のみんなは本当によくがんばりました。
直前の追い上げで本番はどの練習よりも良い演奏でした。
私も無伴奏の「ハチャトリアンへのオマージュ」を演奏しました。この曲はお初で自分にとっての「冬の課題」でした。民族色豊かでワクワクする作品です。オマージュと言うとファリャばかり演奏されますがこれももっと演奏されても良いと思います。細かいところはミスを連発してしまったので春までもうちょっと練習していきたいと思います。
そして、帰りにはお気に入りのカフェでちょっと休憩。
長編「ローマ人の物語」を読み始めました。そしてエッセイ「若者たちへ」。
もう若者ではないけどこの本は98年に当時の若者、つまり私たち世代に書かれたものです。今読んでもハッとすることが多く書かれています。
「人は自分が見たいと思うものをみる」かのユリウス・カエサルが言ったとか。コロナになってこの言葉の通りだなあとつくづく感じます。怖いウイルスなのかただの風邪なのかどう見ているかで違う世界を生きることにななる。それがよく言われる「分断」なのではないかと思います。「違う世界」に生きる相手に対して寛容になれるかどうか、自分も思い当たるところがたくさんあります。
ローマ人のほうも非常に面白く、歴史が肌で伝わってきます。小説のように脚色されてないし、解説書のように坦々とでもない、そこが読みやすくて気に入っています。
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