今年10年以上ぶりに吹奏楽コンクールを指揮することになり、一昨年まで上野学園に通っていた時にとったノートを見返しています。
半年に1度のマスターコースに4回参加(1回聴講、3回受講)でそのあとの2年間は指揮研究科の聴講生として概ね月1で上野に通い指揮専攻生のレッスンを見学したり時々は振らせていただいていたりました。
振ればいつも勉強不足で怒られてばかりいましたがこうしてとってきたノートを見返すとかいてある言葉の一つ一つが重く、かつ実践的であることに感慨深くなります。
指揮者としての心構えから音楽の表現方法まで、このノートは大きな財産です。
「自分のために振るな」
「振り始めは必ず音を出す人を見ること」
「アッチェランドはやりやすい音形があるところを探し、そこでかける」
「サブドミナントは広がりを感じる」
「スコアを完璧に覚えて振る」
「人の話を聞くときは無駄に手を動かすな」(レッスンを受けるとき)
ノートを見ていると身が引き締まります。ふと、自分に甘くなっていることに喝を入れられているようです。