先週は6本の復興コンサートをこなしました。日程調整をしていたら偶然にここまで固まってしまいました。
水曜日は福島の音楽堂小ホールで仙台チェンバーウインズでの演奏。
木曜、金曜はいわき市内で災害公営住宅の集会所4箇所で演奏しました。
そして日曜日は仙台に帰ってから最初の生徒さん、伊藤くんがお店をやっている南三陸「ハマーレ歌津」のなかの「かもめ館」での演奏。
いわきと歌津はピアノとパーカッションが共演なのでほぼソロの感じとなりましたが今回、ほとんどクラシックをやらない、というプログラムを組んでみました。
自分のこだわりと、聴く人の求めるもののバランスってプログラミングで一番苦労しますが、今回は演歌やジャズの吹くことに自分がノリノリで「歌う」ことも本気でできました。
いわき市では美空ひばりさんの「みだれ髪」はほぼ全ての会場でリクエストされていて「果たしてクラリネットやってマトモに聞こえるんだろうか」と不安を抱えていましたがやってみたら杞憂でした。逆にクラリネットの音がひばりさんの声のように感じる瞬間もあり、発見でした。
涙を流して聞いてくれる方もいて、音楽のもつ力を改めて感じた1週間でした。ソロをコンスタントにやる必要性も実感しました。ホシヤマサロンコンサートが休止状態のいま、ソロをやる機会を作っていくことも考えていこうと思います。
そして、自分自身の奏法や音楽、クラリネットへの取り組み方にも少し変化が感じられました。というのも、長年のジストニアに改善の兆しが感じられたからです。このことについてはまた改めて書きます。