311気仙沼

3月11、12両日、気仙沼市内4箇所で演奏させていただきました。

うち2つは保育所、1箇所は高齢者施設、1箇所は仮設住宅の集会所です。メンバーはピアノの相澤やよいさん、パーカッションはチェンバーの小林君です。

11日の14:46は施設での演奏中。

14:00からコンサートを始め、14:46分ちょうどに合わせて黙祷。

46分ちょうどに海の方からサイレンが聞こえてきて1分間鳴り続けました。重い重いサイレンの音でした。

黙祷からなにも言わずに次の曲ブラームスの間奏曲op118-2のクラリネット編曲版にはいりました。演奏後は「拍手なしで」との黙祷前にお話ししたのですが結果多くの方が涙ながらに割れんばかりの拍手をしてくれました。

「祈り」の音楽といえばバッハやモーツァルトの宗教的な音楽、となるのかもしれませんが今回はもっと人間臭さのあるものをやりたくてこのブラームスになりました。実際にブラームスがなにを思って書いたかは分かりませんが人生終わりに差し掛かって「ああ、あんな感情もあったなあ・・」と楽しいことも悲しいことも遠くから慈しみながら振り返っている、そんなイメージです。そして、表題のない音楽なので聴く人に自由に感じて欲しい、という気持ちもありました。

会場のほとんどは車椅子のおばあちゃんたち。まさか、この日にここにきて一緒に黙祷するなんて想像もしていませんでしたが一瞬心が繋がったような気がしました。涙をこらえて吹くのに必死でした。

帰りには何人もの方から「ありがとう、またきてね。待ってるよ」と。

一生忘れられないコンサートとなりました。

その夜は反松公園仮設住宅の集会所で。

気仙沼でも仮設住宅の集約が進み、ほかの仮設から移って来られる方もいるとのこと。仮設住宅そのものも間も無く役割を終えるそうです。コーディネーターの村上さんからもいろいろな問題をお聞きし、復興の難しさを感じました。

そのほか、2箇所の保育園でも演奏しました。震災後に生まれた子供たちですがいろいろな影響を受けていないわけはなく、いろいろなことを考えつつ、でも音楽は楽しくということで演奏しました。自分に子供ができたことでだいぶプログラミングも変わりました。

貴重な機会をいただきました。お世話になった皆様ありがとうございました。

これからも活動を続けて行きます。

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