昨日は今月頭に4スタンスのレッスンに連れて行った高校生のレッスンでした。
彼女はB1タイプ。
4スタンスのレッスン後調子がよく、本人も「吹くのが楽しい」とのこと。
エチュードも順調に進むし、曲のアドバイスもよく吸収できています。
そういうレッスンはこちらも楽しく、充実感があります。
これは4スタンスをさらに勉強せねば。
ということで明後日、原宿の廣戸道場に行って改めて診断、施術を受けてきます。長年のジストニアのことも相談してきます。
4スタンスでジストニアが緩やかに、でも確実に改善してきているのでこれでジストニアが治るなら多くの苦労している音楽家にとって大きな大きな光明になるはずです。
ジストニアになったときは本当に人生真っ暗になったようでした。楽器を持つと右手の小指が動かなくなり、音階すらまともに吹けない状態。
それでも、楽器をやめなかったのはなんというか、執着か、音楽への思いか。あまりに必死で覚えてもいないけど。
指が動かないことをひた隠しにしての演奏が長く続きました。病院、接骨院などいろいろいきましたが分からず、楽器の先生にも分からないと言われるだけ。
ここ数年、音楽家のジストニアのことが知られるようになってきて、ようやく人にも言えるようになり、様々な情報をえることもできました。
一つ驚くことはプロで活動する元弟子や共演者も一緒に演奏しても気づいていなかったこと。うまく誤魔化せていた…のだろうか。
ともかく、ご一緒していただいてきた皆さまには感謝の念しかありません。
思い返すと、29歳の日演連で仙台フィルと共演したドビュッシーのときは右手で全力で楽器を握って無理矢理動かしてなんとか吹き終えたり、何回めかのリサイタルではその無理がたたって本番数日前に全く楽器が吹けなくなったりと、かなりの無理をしながらの演奏活動ではありました。
その後、ヒーリングを受けたり、鍼に行ったりして改善してきましたが今回の4スタンスはこれまでにない効果がありました。
生徒さんたちにとっても素晴らしい効果が見られているのでさらに深めたい。
来年度中に4スタンスのコーチ資格を目指そうと思っています。